リリースノート

42.1.20151109

概要

openSUSE Leap はお使いの PC やラップトップ、サーバなどで動作する、 Linux ベース
の自由なオペレーティングシステムです。 Web の閲覧や電子メール／写真の管理、オフ
ィス作業やビデオ／音楽の再生などを行なうことができます。お楽しみください！

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目次

インストール

    最小限のシステムインストールについて
    UEFI—Unified Extensible Firmware Interface
    UEFI, GPT, MS-DOS の各パーティションについて

システムアップグレード

    Network Interface Names

全般

    Non-Oss Repository

テクニカル

    印刷システム: 改善点と互換性を失う変更について

その他

    KDE and Network Authentication

さらに詳しい情報とフィードバック

openSUSE Leap の旧バージョンからアップグレードした場合は、下記に示す旧バージョ
ンのリリースノートもお読みください: http://ja.opensuse.org/
openSUSE:Release_Notes

インストール

最小限のシステムインストールについて

In order to avoid some big recommended packages from getting installed the
pattern for minimal installations uses another pattern that conflicts with the
undesired packages. That pattern can be removed after installation, it's called
patterns-openSUSE-minimal_base-conflicts

Note that the minimal installation has no firewall by default. If you need one,
install SuSEfirewall2

UEFI—Unified Extensible Firmware Interface

UEFI (Unified Extensible Firmware Interface) を利用して起動するシステムに
openSUSE をインストールする場合、事前に製造元が推奨するファームウエア更新を必ず
チェックし、可能であればインストールしておくことを強くお勧めします。 Windows 8
がプレインストールされているマシンの場合、お使いのシステムが UEFI である可能性
が高いものと思われます。

背景: UEFI のファームウエアによっては、 UEFI のストレージ領域に多くのデータが書
き込まれることで、起動に失敗してしまうバグを抱えています。もちろんこれはバグで
あるため、どれだけ "多くの"データを書き込むことで問題を発生させるのかは、誰にも
わかりません。 openSUSE では、 OS を起動するのに最低限必要となるデータ (UEFI に
対して、 openSUSE のブートローダの場所を示すための情報) しか書き込まないように
することで、このバグの発生を最小化しています。 Linux カーネルのオリジナル版では
、 UEFI のストレージ領域に起動やクラッシュに関する情報を書き込む機能 (pstore)
がありますが、openSUSE の既定では無効化しています。ただし、バグである都合上、ハ
ードウエアの製造元が推奨するファームウエア更新については、必ずインストールして
おくことをお勧めします。

UEFI, GPT, MS-DOS の各パーティションについて

EFI/UEFI の仕様には、新しい形式のパーティションテーブル GPT (GUID パーティショ
ンテーブル) が定義されています。この新しい方式では、ユニークな GUID (識別子; 32
桁の 16 進数で表わされる 128 ビットの値) を利用してデバイスとパーティション種別
を識別します。

これに加えて、 UEFI の仕様では古い MBR (MS-DOS) 形式のパーティションテーブルに
も対応しています。 Linux のブートローダ (ELILO, GRUB2) では、これらの古い形式の
パーティションに対して、自動的に GUID を割り当ててファームウエア内に書き込もう
とします。この場合、 GUID は頻繁に変更されるものであるため、ファームウエアへの
再書き込みも頻繁に発生することになります。この再書き込みには 2 つの操作、具体的
には古い項目の削除と、それを置き換える新しい項目の作成を行ないます。

新しいファームウエアでは、削除された項目を収集して古い項目用に確保したメモリを
解放する、ガーベージコレクタ機能が用意されています。ファームウエアに不具合があ
ると、これらの古い項目を収集できなかったり、メモリを解放しなかったりする場合が
あり、これにより起動が不可能になる場合があります。

このような場合は、古い MBR 形式のパーティションを新しい GPT 形式のパーティショ
ンに更新して、問題を回避してください。

システムアップグレード

Network Interface Names

When upgrading a remote machine from openSUSE 13.2, make sure your network
interfaces are named correctly.

openSUSE 13.2 used so-called predictable network interface names (for example,
enp5s0), whereas Leap 42.1 uses persistent interface names (eth0). After
upgrading and rebooting, the network interface names may therefore change. This
could lock you out of the system. To avoid interfaces from being renamed, run
the following command for each of your network interfaces before you reboot the
system:

/usr/lib/udev/udev-generate-persistent-rule -v -c enp5s0 -n enp5s0 -o /etc/udev/rules.d/70-persistent-net.rules

Replace enp5s0 with the name of your network interface.

全般

Non-Oss Repository

After the installation the non-oss repository is disabled

Enable the openSUSE-Leap-42.1-Non-Oss repository using YaST or on the command
line using zypper:

zypper mr -e repo-non-oss

テクニカル

印刷システム: 改善点と互換性を失う変更について

CUPS バージョン 1.7 へのアップグレードについて

CUPS >= 1.6 では、 1.5.4 以前と比べ、特にネットワーク経由での印刷で互換性を失う
大きな変更が加えられています:

IPP のデフォルトバージョンが 1.1 から 2.0 にアップグレードされています。たとえ
ば SLE 11 では CUPS 1.3.x が使用されていますが、このような IPP サーバは IPP 2.0
のリクエストを "Bad Request" として拒否してしまいます (詳しくは http://
www.cups.org/str.php?L4231 をお読みください) 。このような場合は、 client.conf
内の ServerName に '/version=1.1' を追加する (例: "ServerName
older.server.example.com/version=1.1") か、 CUPS_SERVER 環境変数または '-h' オ
プション (例: lpstat -h older.server.example.com/version=1.1 -p) でそれを指定し
て、古いバージョンの IPP プロトコルを使用するように明示的に指定してください。

CUPS ブラウジング処理は CUPS 本体では廃止されてしまいましたが、新しい
cups-filters パッケージには、基本的な CUPS ブラウジング処理とポーリング機能に対
応した cups-browsed が用意されています。なお、自動的にプリンタのクライアントを
検出するにあたって、 CUPS でネイティブに使用されるプロトコルは DNS-SD になって
います。 cups-browsed はローカルホストで動作し、古いリモートの CUPS サーバが提
供するブラウジング情報を取得することができます。逆に、従来の CUPS ブラウジング
情報をネットワークに送信してリモートのサーバで受信したい場合は、 /etc/cups/
cups-browsed.conf 内に "BrowseLocalProtocols CUPS" を設定して、 cups-browsed を
起動してください。

また、新しい cups-filters パッケージで提供されるようになったことから、 CUPS 本
体側ではいくつかのフィルタおよびバックエンドが廃止されています。そのため、
cups-filters は一般に必要なパッケージとなっています (RPM でも推奨指定がなされて
います) が、必須というわけではありません。

The cupsd configuration directives are split into two files: cupsd.conf (can
also be modified via HTTP PUT e.g. via cupsctl) and cups-files.conf (can only
be modified manually by root) to have better default protection against misuse
of privileges by normal users who have been specifically allowed by root to do
cupsd configuration changes (see http://www.cups.org/str.php?L4223,
CVE-2012-5519, and https://bugzilla.opensuse.org/show_bug.cgi?id=789566).

CUPS のバナーと CUPS のテストページは、 CUPS >= 1.6 ではサポートされなくなりま
した。 cups-filters が提供するバナーとテストページを使用しなければなりません。
また、 /usr/share/cups/banners/ に存在していた CUPS バナーファイルと、 /usr/
share/cups/data/testprint に存在していたテストページは、 CUPS >= 1.6 では CUPS
バナーファイルを変換することのできるフィルタが用意されていないため、 cups 本体
の RPM には含まれていません (詳しくは http://www.cups.org/str.php?L4120 をお読
みください) 。 CUPS >= 1.6 では、 cups-filters パッケージ内に用意されているバナ
ーファイルとテストページをお使いください。こちらは PDF ワークフロー経由で動作す
るほか、該当する bannertopdf フィルタも用意されています。

For details, see https://bugzilla.opensuse.org/show_bug.cgi?id=735404.

PDF が新しい汎用印刷データ形式となった件について

印刷ジョブの形式は、一般に PostScript から PDF へと移り変わっています。 Linux
Foundation 内のOpenPrinting ワークグループや CUPS の著者も、このような変更を支
持しています。

そのため、アプリケーションプログラムでは一般に、印刷にあたっての PostScript の
生成機能が廃止されつつあり、代わりに PDF が用いられるようになっています。

そのため、アプリケーションプログラムからの印刷では、プリンタが受け入れることの
できる "言語" に変換するにあたって、 PostScript を基準としたワークフローから、
PDF を基準としたワークフローに変更されつつあります。

Linux における CUPS でもそれは同じで、 CUPS と cups-filters パッケージを組み合
わせて印刷する際、 PDF をベースとしたジョブ処理を行なうようになっています。つま
り、 PDF 以外の入力はまず PDF に変換され、ページの管理などのオプションは
pdftopdf のフィルタで処理され、 Ghostscript が PDF を入力として受け取ります。

標準の印刷ジョブ形式は PDF になっていることから、古い PostScript 形式のプリンタ
を利用している場合は、アプリケーションから直接印刷することができなくなっていま
す。このようなプリンタをお使いの場合は、 PDF を PostScript に変換してお使いくだ
さい。なお、 PostScript, PDF の両方の形式に対応したプリンタであれば、 PDF のま
ま印刷することができます。

詳しくは SUSE wiki 内の http://ja.opensuse.org/印刷処理にある "一般的な印刷デー
タ形式" の章をお読みください。

その他

KDE and Network Authentication

When using the KDE displaymanager SDDM with an authentication method that
provides a high number of users SDDM becomes unusable. Additionally if the
automounter is used SDDM may block for long time on startup trying to mount
every user's home

Modify /etc/sddm.conf to contain the following entries:

[Theme]
Current=maldives

[Users]
MaximumUid=1002

See Bug 953778 for details.

さらに詳しい情報とフィードバック

  • CD 内の README をお読みください。

  • また、特定のパッケージに対する詳細な変更点を RPM パッケージから表示するには
    、下記のコマンドを実行します:

    rpm --changelog -qp <ファイル名>.rpm

    ここで、 <ファイル名> には RPM のファイル名を指定します。

  • また、 DVD のルートディレクトリには ChangeLog ファイルがあります。ここには
    、更新されたパッケージに対する全ての変更点が時系列順に並んでいます。

  • そのほか、 DVD の docu ディレクトリには、さらに詳しい情報が書いてあります。

  • それ以外にも、 https://activedoc.opensuse.org/ には追加／更新されたドキュメ
    ンテーションがあります。

  • openSUSE からの最新の製品情報を読むには、 http://www.opensuse.org をご覧く
    ださい。

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openSUSE をお使いいただき、ありがとうございます。

openSUSE チームより。

